こんにちは 広報担当のマサミンです(^v^)
わたくし 体調を崩し 只今、入院中でございます(^^;)
(数日後には退院予定ですのでご安心くださいませ!)
さて、この入院生活が始まった日
ドクターから 一枚のアンケート用紙を渡されました。
(厚生労働省からの指示で 入院患者さん全員が提出しなければいけないとのこと)
「意思決定支援に対する質問票」と書いてあるその紙には
◉ 人生の最後の時間はどのように過ごしたいですか?
家族や友人とゆっくりと一緒に過ごす時間が欲しい。
できる限り仕事をしていたい。
病院で治療に専念したい。
◉延命治療は受けたいですか?
◉人工呼吸器は使用したいですか?
◉食事ができなくなった場合はどうしたいですか?
胃瘻で栄養摂取
点滴で栄養摂取
栄養摂取を拒否
◉人生の最後を迎える場所はどこが良いですか?
病院
施設
自宅
その他
などなど・・・・
その他 もっと沢山の「人生の最後に関する」質問があったと思うのですが
何せ、入院初日の意識が朦朧とする中で見たアンケートなので
内容に関しては “うろ覚え” の記憶 なのでご了承くださいませ。
しかし、今まで 意識していなかった
この「人生の最後」をある日突然
強制的に意識させられ
そして、人生の最後を迎える瞬間にどうありたいかの
“自分の意思” を 今ここで 明確にしなければいけないなんて・・・・・
そういえば
父の介護の時に病院から
お父様がもしもの時「延命措置」をしますか?と聞かれ
なんて事を聞くんですか! 1日でも長く生きていてほしいと思うのは
家族として当然じゃないですか!
と、感情的になった記憶があります。
しかし、その後 容体が急変した父は 人工呼吸器をつけ
栄養は管から入れ じゃべることもできず
ただただ 苦しそうだったと言う記憶しか残っていません。
私が勝手にした、「延命措置」と言う 選択が
本当に正しかったのか・・・・
そんなことを思い出しながら・・・・
私は 何度もペンを持っては 記入しようとするのですが
“自分がどうしたいか” が、わからなくなってしまい
書くことができませんでした。。。
人生の最後を迎える場所はどこがいいかな・・・・
もちろん「自宅」・・・・・いや、待てよ
家は狭いし・・・介護の方や家族に負担がかかるなあ・・・
亡くなった後に運び出すのも大変そうだし・・・・
じゃあ病院かな。。。。。
いや、その前に施設に入ってるから 施設かな・・・・
ん〜・・・・・・ もういっそのこと
今のうちに フランスの田舎町にでも移住して
そこでひっそり・・・・
ん? いや待てよ? 私 フランス語 喋れたっけ??
とかなんとか・・・・
頭の中は色々なことが駆け巡るわけです。。。
長く生きていればいるほど
社会のシステムがどのようになっているかがわかってきて
そう簡単に 一人で勝手に「死ぬ」こともできないのです・・・・
要は、家族や友人、親族や包括支援センターの方や訪問介護や訪問看護
ヘルパーさんなどなど 沢山の人たちにお世話になっている中での
「人生の最後」となると思うので
私は絶対に家で死にたい!!
なんて とってもわがままなんじゃないかと思うんですよね。。。。。
でも、もし この「人生の最後」について
家族や周囲の人たちと
毎年、あるいは 頻繁に話し合うことができていれば
家族や周囲の人たちの意向や状況を把握をしながら 周囲が納得の上で
“ 自分の意思 ” が明確にできるんじゃないかと思うんです。
「 最後は家で過ごしたい 」
「 思い出の残る我が家で、愛する家族に見守られて逝きたい」
「 最後は 家で 見送りたい」
「人生会議」の中で そう望むのであれば
早い段階から その環境を整えることができます。
もし、これから 家を建てる計画があるのならば
「人生の最後を迎えることができる家」
という項目を コンセプトの中に追加してください。
2階リビング や 玄関ポーチまでの長い階段はもちろん
段差のあるリビング や 入り組んだ狭い廊下などは
足腰が弱ってきた時、車椅子を使用するようになった時に
後悔することになるからです。
結果、家で過ごすことができなかったとしても
「 人生の最後に、我が家で過ごすこともできる 」と言う選択肢があるだけで
心にゆとりができ、家を大切にして、家族を大切にして
今この時を充実して生きることができるのではないかと思います。
大げさかもしれませんが、
私は、
「 人生の最後に、我が家で過ごすこができる 」
そんな家を造りたい。
住む人が、「この我が家で、愛する家族に見守られて逝きたい」と
そう思える家づくりをしたい。
この入院生活で あらためて
自分の家づくりに対する想いを
確認することができました。
そして、私の目標もハッキリしました。
それは・・・
自分の家を建てること
「人生の最後を迎えることができる家」を。
まだまだ遅くない !!(^v^)
まずは元気になって
1日も早く 仕事に復帰できるように
頑張ります!!
ずいぶんと涼しくなってまいりました
皆様もお身体ご自愛くださいませ。
マサミンでした(^v^)/
※人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
厚生労働省では、ACPの愛称を「人生会議」とし、もしもの時のため、自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて前もって考え、家族や周囲の信頼する人たち、医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みのことと説明しています。そして、11月30日を「人生会議の日」と定めています。
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